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2019-11-12 10:00:00
売店のお母さん
最寄り駅の中にある小さな売店。お店の人は60代ぐらいの2人の女性です。
なんとなく2人の雰囲気が似ていて、初めは1人かと思っていたけど、よくよく見ると違うので、多分2人。
朝お茶を買うと、笑顔で迎えてくれて、最後は必ず「いってらっしゃい!気をつけてね!」と声をかけてくれます。
自然と「いってきます!」という言葉が出てきて、今日は大丈夫そう、という安心感が生まれる。
買い物をしない時でもなんとなく目をやると、無愛想そうに見えるおじさんや、学生さんにも分け隔てなく言葉かけています。
お客さんの反応はそれぞれですが、急いでいる朝でもなんとなく和やかな空気に包まれている感じ。
時には何も買わないで挨拶だけする人や、身の上話をする人も。
また、すぐ隣に自動販売機もあるのに、わざわざ売店でお茶を買う人もいます。
それを見ていて、「寮母さん」のようなイメージが伝わってきました。
実の母とはもちろん違うけど、少し特別な女性性のエネルギーというのかな。
離れて暮らす母には言えない「行ってきます!」を言える場って、すごくいいなぁ、と思う。
あとお母さんや家族の「いってらっしゃい!」や「気をつけてね。」という言葉の持つパワーも改めて感じました。
忙しく過ぎていく毎日の中で、おざなりになっている言葉がけや、愛のある空気感。
きちんと意識の中に戻して、大切にしていきたいですね*
目代なおこ