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ベビー・キッズの風邪予防のために気をつけたいこと
夏風邪が終息してホッとしたのも束の間、東京方面では早々とインフルエンザの流行情報が。。
まだ予防接種もはじまっていないというのに!!涙
あなたのお住いの地域ではいかがですか?
10月に一時的にグッと増えて一旦落ち着き、また冬に本格的に流行するのかな…と読んでいます。
今日は風邪の流行シーズンを前に、看護師の資格を持つ私が感染症予防のために心がけていることをご紹介します!
●人混みを避ける
→人混みは人が多いだけでなく、人との距離が近くなりがち。
通勤ラッシュなどは避けられませんが、子どもとのお出かけで大型商業施設などの人混みはなるべく避けるようにしています。
●児童館などの乳幼児が集まる場所に行くのはやめておく
→小さな子どもがいるとお世話になる児童館や子育て支援センター。
安心して子どもを遊ばせられるので助かりますよね!
でも…残念ながらウイルスの温床だったりするのです。。
なんでも口に入れる乳児さんや、手が汚れがちな子どもたちが触ったオモチャを、また他の子が口に入れる…と思うとちょっと怖くなっちゃいますかね!?
子ども時代は大事な免疫獲得期なので、むやみに心配して行動を制限するのは考えもの。
でもインフルエンザや胃腸炎の流行時期や、自身が夜間の授乳などで疲れていて免疫が落ちていそうな時には気をつけた方がベターです!
●外出先のオムツ交換台やトイレは要・要・要注意!
→オムツ期の子どもがいる場合、外出先でもオムツ替えが必要ですよね。
多くの人が使うオムツ替え台は、使い方によっては排泄物が付着してしまうことも。
除菌のウエットティッシュや手指用の消毒剤を持ち歩いているパパママも多いかもしれませんが、残念ながらノロウイルスには効かないんですよね。。
かと言ってオムツを替えないわけにもいきません。
こんな時おすすめなのが使い捨てのオムツ替えシート!
シートを敷くことで、赤ちゃんを直接オムツ替え台に寝かせなくて済み、使い捨てならオムツと一緒に捨てられて衛生的。
通常の防水タイプの布製シートは、持ち帰って洗わなければならず、ウイルスも一緒にお待ち帰りすることに。。
胃腸系の風邪が流行る時期だけでも、使い捨てのシートを使ってみてください*
●病院や薬局のキッズスペースでは遊ばない
→待合室にキッズスペースが完備されている小児科って多いですよね。
遊ぶ元気のあるお子さんなら、あのスペースに吸い込まれていくのではないでしょうか。笑
でもちょっと待ったー!!!
その絵本やおもちゃ、ぬいぐるみ、バイキンたっぷりかも。。
風邪などで具合の悪い子どもたちが、鼻水を垂らしながら、くしゃみをしながらそのおもちゃで遊んでいるわけで…
絵本は洗えませんし、よく置いてあるぬいぐるみも毎日洗っているとは思えません。
待ち時間をグズらずに過ごしてくれるのはありがたいのですが、そこで他の感染症をもらってしまう可能性も。
こっこちゃんも遊びたがることがありましたが「ここは具合が悪い人が来るところだからね、遊ばないよ」と伝え、座りながらできる手遊びやクイズをして過ごします。
●処方箋薬局に気をつける
→これは見落としがちなポイントだったりします。
例えばご自身は眼科を受診して処方箋で目薬をもらいたい時、処方箋薬局に行くとそこには様々な科を受診後の患者さんがいます。
また、病院のようにインフルエンザの患者さんを隔離したりはしないので、同じ空間で過ごすことに。。
薬ができるまで待ち時間もあり、滞在時間も長くなりがちなので、結構感染のリスクが高めの場所だと思います。
ちなみにこっこちゃんが1歳の冬、胃腸炎にかかって超絶大変だったのですが、前日に児童館に行きオムツ替えもしていました。。
今思うと、そりゃかかるわという感じです!(^ ^;)
でも同じ空間にいてかからない子もいるわけです。
どんなに頑張っても全ての風邪を防ぐことはできないので、「風邪をひく時はひく、ひかない時はひかない」と腹をくくった方が気が楽になります(^ ^)
診察がスムーズになる「病院での病状の伝え方」
病院を受診する際、まず受付の方に「今日はどうされましたか?」と聞かれますよね。または、問診票を記入することも。
そして長〜〜い長〜〜〜〜い順番待ちの末、医師の診察の際にも「今日はどうされましたか?」と聞かれます。
こんな時、皆さんはどんな風に答えているでしょうか?
具合の悪い子どもが一緒だと、なかなかスムーズに伝えられなかったり、自分自身が具合が悪いと話すのもしんどい、ていうこともありますよね。。
また、医師が忙しそうで言いたいことが言えなかった…なんてことはありませんか?
でもきちんと病状を伝えないことは誤診のリスクが高まり、処方されたお薬が合わない場合は、また病院を受診しなければならなくなることも。
そこで今回は病院受診の際に何を伝えればいいか、問診票に何をどう書けばいいのか悩んでしまう方に、「分かりやすい病状の伝え方」をご紹介します!
※一般的な風邪の場合を想定しています。
例えば、
A「熱があって下痢をしています。」
B「2日前から38℃の熱が出はじめ、昨夜は39℃まで上がりました。
昨日から4回ぐらい下痢をしていてお腹が痛いです。」
AとB、どちらが病状がよく分かるでしょうか?
多くの方はBと感じるかなと思います。
もちろんAでも間違いではありませんし、看護師や医師から「いつからですか?」「他の症状は?」と問診をしてもらえば伝わるかもしれません。
でも受診も一つのコミュニケーションと捉えてみると、聞かれるのを待っているのではなく、自分から分かる範囲で伝えることも診察をスムーズに、的確に進めるために大切です。
まずどんな症状でも共通している伝え方のポイントが2つあります。
●時系列を意識する
●できるだけ具体的に、簡潔に説明する
これを踏まえて、先ほどの例文A、Bをもう一度見てみましょう。
A「熱があって下痢をしています」
B「2日前から38℃の熱が出はじめ、昨夜は39℃まで上がりました。昨日から4回ぐらい下痢をしていてお腹が痛いです。」
分かりやすいと感じたBは、「2日前から」「昨日から」というように、時間の経過による病状の変化が伝わってきます。
また症状についても熱が「39℃まで」上がったことや、下痢が「4回ぐらい」あったことが分かりますよね。
ただ、「具合の悪い中でそんなに細かく覚えていられない。。」や、「忘れっぽくて。」という方もいるかと思います。
そういう場合には、簡単にでいいので、紙のメモやスマホのメモ機能を使って、記録を残しておくのがおすすめです。
これをしておくと、自分が具合が悪い時でもメモを見せるだけで伝わりますし、子どもの場合自分ではない人(夫やおじいちゃんおばあちゃんなど)に付き添ってもらった時でも正確に伝えられるので安心です!
次に、より具体的に症状別に伝えたい情報をあげてみました。
<熱が出た>
●いつから熱がではじめたのか
●ずっと熱が高いままなのか、上がったり下がったりしているのか
●他に症状はあるか
●解熱剤を使ったかどうか、使った場合は時間
など
<お腹が痛い(下痢・嘔吐)>
●いつからお腹が痛いのか
●ずっと痛いのか、波があるのか
●熱はあるか
●他の症状はあるか
●下痢や嘔吐がある場合は・・・
・水分は取れているか
・下痢や嘔吐の回数
など
★お子さんの場合で便の状態が気になる場合は、スマホなどで写真に撮っておくといいですよ。実際に便を持って行っても、さっと見て持って帰ることになりますし、感染源を持ち歩くことにもなります。(医師から持ってきてと言われた場合は別です)
<頭が痛い>
●いつから頭が痛いのか
●ずっと痛いのか、波があるのか
●熱はあるか
●他の症状はあるか(特に吐き気など)
など
<喉が痛い>
●いつから喉が痛いのか
●熱はあるか
●他の症状はあるか
など
<咳や鼻水が出る>
●いつから出ているのか
●熱はあるか
●他の症状はあるか
●アレルギーはあるか
など
そして全ての症状共通で伝えたい大切な項目はこちらです!
●食事や水分は取れているか
●子どもの場合、遊ぶ意欲があるか
●市販薬などの薬を飲んだか
●夜眠れているか
→咳で眠れていない、下痢嘔吐で何度も起きてしまっているなど、こちらも具体的に伝えましょう。
<問診票の記入がある病院の場合>
チェック形式の問診票は、質問に沿って記入します。ただ項目に当てはまらない症状もあるので、その場合は「その他」や欄外に端的に記入しています。
また、私ははじめにお伝えした「時系列」を意識しつつ、文章ではなく下記のように記載することもあります。
9/3発熱(38℃)→9/4下痢(4回)・夜発熱(39℃)
時系列を文章で伝えようとすると長くなってしまいますし、読み手にも分かりやすくなるのでおすすめです。
いかがでしたでしょうか?
スムーズな診療のために、また医師や看護師とのコミュニケーションを円滑にするためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね!
これって溶連菌!?飲み物を飲むのも辛い、のどの痛み
夏風邪の時期が終わり、ホッとしたのもつかの間。もう次の風邪のシーズンに。。
そして迫り来る冬の胃腸炎、インフルエンザの恐怖!!!
小さな子どもと暮らしていると避けては通れませんよね。
我が家では数日前から娘のこっこちゃんが「のどがいたい〜」と言うように。どうやら飲み物を飲むのも辛い様子で、見ていて切ないです。。
そういえば保育園では溶連菌がプチ流行していたような!?ドキドキしますね〜。笑
溶連菌は普通の風邪と違うの?薬はいつもの風邪薬でいいの?
今日は我が家でホットな溶連菌の風邪のことをまとめてみました。
<そもそも溶連菌とは?>
こちらについては、シオノギ製薬さんで分かりやすくまとまった記事があったのでリンクを貼っておきます。
こどもに多いのどの病気 溶連菌感染症のおはなし | 病気の知識 | 患者・ご家族の皆さま | シオノギ製薬(塩野義製薬)
ふむふむ、症状としてはこんな感じか〜。
●喉が赤くなる、咽頭痛
●発熱
●小さく赤い湿疹
●イチゴ舌
●時には胃腸症状も
昨日は熱はなかったものの念のため保育園をお休みして、様子を見ていました。日中は喉の痛みだけで、他の症状もなく元気!
が、夜になると体が熱くなり、じわじわ38℃まで上昇。なんとなく舌が赤くてポツポツしてるような…ひ〜〜、溶連菌、どこか遠くにいって〜!!!涙(まだそうと決まったわけじゃない)
ただそれ以上は上がらず、寝付けたのでひとまず解熱剤は使いませんでした。
発熱はウイルスや菌をやっつけるために必要な、体の防衛反応。
私もこっこちゃんも、中途半端な段階で使うと、ウイルスをやっつけきれないためかダラダラと熱が続きがちに。
自分で治す力をつけるためにも、ホイホイ使わないように気をつけています。「熱が上がりきってから飲んでください。」という医師もいますよね。
※もちろんかかりつけ医の指示に従って判断し、必要な時には使っています!
眠りについたものの、途中ツバを飲み込む度に苦痛の表情。。
母ちゃん、心配で夜中3時頃まで気になって寝れませんでした。トホホ。
(父ちゃんはぐーぐー寝てました、才能ですね。)
今朝起きてみると、熱はすっかり下がって36.3℃に!ただ、喉の痛みは相変わらずのよう。
かかりつけ医がありがたいことに土曜午後も診療しているので、午前中様子を見て受診を判断することにしました。
食事もとれて遊びにも意欲的なものの、喉の痛みが続いていること、午後になり微熱になってきたので、受診しました。
喉を診てもらい、やっぱり赤いようで、保育園で流行っていることもあり溶連菌の検査を!
喉の粘膜を綿棒のようなものでこすります。
(オエっとしそうでそっちにドキドキしてしまいました。笑)
別室で10分ほど待って結果発表!
なんと!!!
溶連菌・・・陰性でした!!!
少し予想外でしたが、違うと分かって一安心!娘は頑張ったで賞的なシールをもらって、笑顔&軽やかなスキップで病院を後にしました。笑
処方されたのは、鎮痛解熱剤と抗生剤。正直溶連菌じゃないのに、抗生剤っているの!?と思いましたが、普段抗生物質を出す先生ではないので、きっと今回は必要と判断されたんですね。病院にかかる上で先生との信頼関係も、とっても大切です。
抗生物質は副作用でお腹がゆるくなるのが困りもの。整腸剤との混合薬だったので大丈夫かな…
今夜、熱が上がらないといいのですが。。そして父ちゃん、母ちゃんに移らないことを祈るばかり!
この3連休は自宅でゆったり過ごしたいと思います*
目代なおこ
子どもの風邪、どんな時に病院に行くべき?
こんにちは!夏の暑さが戻ってきたかと思えばこの涼しさ…
体がついていけませんね。。
季節の変わり目は体調には気をつけたいところですが、数日前から「のどがいたい〜」と言いはじめた、娘のこっこちゃん(4歳)。
そういえば先週あたりから保育園で「溶連菌の風邪」がちらほら出ているとのこと。。
夜に熱が出たものの眠れていて、翌朝には熱も下がりまあまあ元気はある。こんな時、病院を受診するべきか悩みますよね。
今日は我が家の病院受診のタイミングについてまとめたいと思います。
いわゆる風邪の時、2歳ぐらいまでは早目に小児科を受診していました。まだ自分で病状を伝えることができませんし、病状が急激に悪化する可能性を考えたためです。
4歳になった今は、「のどが痛い」「頭が痛い」「気持ちが悪い」など的確に病状を伝えてくれるので、風邪の種類の予測ができるようになりました。
これ、保護者からするととっても助かりますよね。
冬の胃腸炎などの場合、さっきまで元気だったのに突然のリバースで大パニック!!なんてこともありました。。まずは子どもをケアして、夜中に衣類や布団を洗って、消毒して・・・
思い出しただけでも、なんか泣けてきます。みんな本当に頑張ってますね。涙
今では前兆を教えてくれるので、こちらの心の準備もできます。(これ大事!!)
そのため3歳を過ぎた頃から、多少熱があっても元気で、食事や水分が摂取できている、遊ぶ意欲がある場合は、すぐに受診はせず家で様子を観察しています。
検温をはじめ全身状態のチェック、聴診器で胸の音やお腹の音を聴くこともあります。
ケアする中で意識していることは、
●勇気を持って、悪化する前に早目に保育園を休ませる
→保育園は大人が想像している以上に体力を消耗する場です。
無理をせず休ませて、悪化させないことに注力します。
休んだものの、超絶元気に過ごした日も多々ありましたが、それはラッキー!
逆に朝は元気で、大事をとって休んだら、15時過ぎから悪化するなんてことも。。
●食事は無理をせず、水分はしっかり取らせて、ゆっくり過ごす
●必要性を感じたら市販の漢方を使うことも
→なぜ漢方を選ぶのかについてはまたの機会に!
混雑した病院に行くのはエネルギーを消耗しますし、病院で他の病気をもらってくる可能性も。
ウイルス性の風邪の場合、多くは特効薬はないと言われます。「熱を下げる」「鼻水を止める」「咳を止める」というような症状を抑える薬が処方されることがほとんどです。
ただ医師に診てもらうポイントの一つは、安心できることですよね。
以前に小児科の医師に「迷ったら、遠慮なく受診してください。」と言ってもらい、それだけで救われた気持ちになりました。
※逆にこんな時はすぐに受診しています。
●熱が低くても、ぐったりして元気がない
●高熱が続いている
●下痢、嘔吐が頻回続いている
●咳がひどくて眠れない
●水分が摂取できない
●おしっこの回数や量が少ない
※あくまでも我が家の場合です。お子さんによって体質も症状も異なりますので、かかりつけ医さんにご相談くださいね!
子どもの体調が悪いと、心配で看病している側もげっそりしますよね。その上、自分や兄弟にも風邪が移ってさらにげっそり。。
でも、子どもが成長するにつれ、風邪にかかる回数はぐっと減り、回復も早くなってきました。
場数を踏んで(できれば踏みたくなかったけれど)、落ち着いて対応できるようにもなります。
ついついやてしまいがちな夜中のネット検索は早目に切り上げ、 休めるときに休んで、こっそり美味しいものなどを食べて乗り切りましょう!
目代なおこ